横浜商大vs関東学院六浦
20171126 @関東学院六浦高校 神奈川県横浜地区高校新人戦(関東1次予選)
1-0
先週に引き続き、横浜地区の新人戦を2試合撮影しました。
以前から会場によっては、ピッチまでが遠くて、迫力のある絵が撮れなくて不満に思っていました。
もちろん、トリミングをすればそれなりの画になるのですが、画面いっぱいに撮った写真と、トリミングで作った画には、違いが出るとわたしは思っています。トリミングなしで画面いっぱいに、時にははみ出すように撮った写真にこそ臨場感が篭る気がしています。
とはいえ、その悩みを解消できる望遠レンズは、大きくて重くて価格が高い、と手を出すことはできず、諦めていました。
諦め切れず、色々と探していたところ、超望遠の中では、比較的軽く、画質も悪くないというレンズを見つけました。
SIGMA150~600F5-6.3 contemporary です。
SIGMAはキャノン・ニコン・ソニーなどにレンズの供給をしているサードパーティーのメーカーです。
純正と遜色ない性能のレンズを、同じ焦点距離なら、純正の半額以下で提供してくれます。
今日はこのレンズの試し撮り、練習も兼ねて、高校生君たちを撮らせてもらいます。
流石に600mmですと長くて重いのですが、日頃メインのレンズとして、キャノン純正の100-400を 使っているので、その点は抵抗ありません。
今日の会場は大学の人工芝のグランドですが、周りを高い柵で仕切られていて、中に入って撮影することはできません。人工芝や天然芝のサッカー専用グランドではよく見られる環境です。
これまでのレンズだと手前のゴール裏から撮ると、反対ゴール前の様子は小さい引きの画像になってしまっていたのですが、このサイズで撮れるので、諦めてきたシーンも撮れるようになるかもしれません。楽しみです。
この試合は、新人戦を勝ち抜いて、関東予選の出場権を得るための大会なのですが、横浜商大も関東六浦も1敗しており、この1戦に勝つと2位となり、年明けのプレーオフの出場権を得ることができます。
力も拮抗して、一進一退の攻防。後半商大18番が値千金の綺麗なゴールを決めて先制。これが決勝点となり、横浜商大がプレーオフに進出することになりました。
ぜひ勝ち抜いて、4月の関東予選に繋げてください。応援しています。
レンズを使って見ての感想は、ピントスピードが若干遅い気がするのと、600mmのテレ端で反対サイドの選手を狙った時には、流石にピントが甘くなるような気がします。
今日のようなフェンスに前を遮られる場所だと、往往にして、ピントが柵に持って行かれて、戻りが遅い気がしました。
テレ端でのピントの甘さは、600mmですから当然ですね。少しの手ブレ、被写体ブレでも、ピントの甘い写真になるのは仕方ありません。鍛錬が必要です。
一脚は必須。SSは通常より早く1/2500に設定。少し早めにAIサーボのピントを合わせて、しっかりとピントが決まってからシャッターを切る、といったところが注意点でしょうか。
それでも、ピントさえ合えば、この値段とは思えない背景が綺麗にボケた写真が撮れることがわかりました。
重さや大きさに抵抗ない方でしたら、サッカー撮りにはお勧めのレンズです。
ただし、F値が大きいので、暗くなって来ると厳しいと思われますが
高校生君たちの、インターハイ・選手権ならこのレンズが大活躍してくれそうです。
このレンズを使いこなせるようになるために練習に出向く・・・という口実で、あちこちの試合に出かけてみようと思います。